九大日本史対策


 九州大学は文学部の2次試験で日本史を実施する(2015年から実施)。九大文学部は2次試験における英・国・社・数の比率が1.5:1.5:1:1で主要3科目の仕上がりが重要。また、共通テストと2次試験の比率が1:2であり、北大よりは2次の比率が高いものの、共通テストでの失敗は致命傷になる。

 主な出題形式は用語記述、論述問題(字数指定あり)の2つである。全問題数は30~40問で、うち8~10問が論述問題。論述問題の字数は従来、500字前後だったが、2021・2022年と増加傾向にある(2021年は約600字、2022年は690字)。

 対策を進める際は、まず、基礎点として用語記述でほぼ満点を目指したい。そのために、センター試験の過去問演習で90~95%をとれるよう、鈴木和裕『時代と流れで覚える!日本史B用語』(文英堂)を消化することを心がけたい。そのうえで、論述対策を進めたい。

 論述問題は論述問題は用語説明・因果説明・史料を利用した問題の3題が中心である。用語説明問題の多くは旧センター試験もしくはマーチレベルで、点数を落とさずにいきたい。因果説明問題(理由や結果・影響を説明する問題)も、基本的に難易度は高くない。用語記述を完答し、この2パターンの論述問題で得点が取れれば、日本史において、後れを取ることはないだろう。よって、 九大日本史の対策の基本は、理解の伴った通史学習を行い、用語記述の対策を進めることである。早い段階から論述対策をする必要はない。

 他に大特有の与えられた史料に基づいて、答案を作成する問題が出題される。この問題の出来が日本史における得点の差につながる。この問題は過去問を利用して慣れるとともに、信頼できる指導者に添削指導を仰ぎたい。 

 総問数が30~40問なので、用語記述さえ手早く終えられれば、試験時間の90分で時間が足りないということはないだろう。用語記述を手早く終えられるように準備をすることが重要で、論述問題はじっくり時間をかけてこなしたい。


 答案例としては青本を参照するとよい。

 以下に示した答案例は、田中が独自に作成したものです。受験生が九大日本史に取り組むにあたって、答案例の1つとして参考にしてもらえればと思います。

 受験日本史の指導者の方にも参考にしていただければ幸いです。九大受験生を指導するにあたって、複数の答案例に触れながら、考えることは重要と考えます。答案例を使用の際は田中一平が作成した答案例であることを明記して、ご使用ください


更新履歴

 2024年4月10日、2024年の答案例を公開しました。


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