~1点でも多くとる意識を!~受講生の声2023年②


名前:冨永幸伸さん(埼玉県立川越高校、浪人生)

合格大学:一橋大学社会学部(進学)・慶應義塾大学経済学部・慶應義塾大学法学部法律学科・早稲田大学文学部・早稲田大学社会科学部


田中より

 富永さんの一橋大日本史に関する分析は、極めて的確です。試行錯誤しながら、正しい学習方法にたどり着いた受験生ならではのコメントになっています。青地の部分は多くの受験生に役立つ記述になっています


以下の質問に答えてもらいました。

Q1:「田中一平の論述オンライン添削(メール)」を申し込んだ理由をお書きください。

Q2:「田中一平の論述オンライン添削(メール)」の指導の特徴を書いてください。

Q3:指導を受けていて、よかった点を書いてください。

Q4:受験生に向けて、アドバイスをお願いします。

Q5:その他、自由にお書きください。


Q1:自分は宅浪であり、予備校や学校の先生といった日本史の教育を本職とする人に自分の論述答案を見せる機会が中々無く、自分の答案でどれだけの得点が取れるかについて分からないままだった。そんな中ネットで「一橋 日本史 添削」で検索したところ、田中先生のサイトを見つけ、自分の答案を第三者から客観的に添削して頂こうと感じた。


Q2:1つの問題に対して複数回、答案を提出することに最大の特徴があるように感じる。最初に提出する際は自力で作成したものと教科書等を見て作った答案を提出し、以降は先生からの指摘に基づいて再度教科書等を見ながら答案を作成していくというスタイルを取っているため、教科書をとにかく精読する習慣が身につく


Q3:第1に、添削を受けることで論述に対する意識がより細かい所まで行き届くようになる。日本史としての知識は当然のこと、文章の繋ぎ方や表現の仕方まで自分で考えるようになるので将来的にも役立つ意識付けが得られると思われる。第2に、Q2でも触れたことだが教科書を熟読する癖が自然と身につく。確かに一橋の日本史は大学入試の中でもトップクラスの難易度を誇るが、合格点+αを取るには教科書を完全に理解していれば十分だとも気づくであろう。


Q4:第1志望校に行きたいという気持ちを常に持ち続けて欲しいです。自分のポテンシャルは想像以上のものであることが多いので、勉強を通してそのリミッターを解除していってください!あとは1点でも多く取るという意識も大切に。これは日本史に限らず全科目に言えることですが、この意識の積み重ねが合否を分けるように感じています。

 それと過去問演習は夏ぐらいから始めた方がいいと思います。僕は10月から始めた結果12~3年分しか演習できず、直前期は割と不安な日々を過ごしていたので、特に社学志望の人はできるだけ早く論述問題に触れた方がいいです。

 最後に、これは国立志望の人に当てはまることですが、併願する私立の過去問に触れる余裕はあまりないかと思われます。でも、普遍的学力があれば傾向なんて気にせず解き進められるので私大の演習は最悪の場合出来なくてもあまり気にする必要はないかと思います。逆に、併願大学(学部)の全ての過去問をやろうとしたら国立の対策に悪影響が出るのでそこは気をつけて欲しいです。


Q5:教科書は2冊持っているといいと思います。大体、学校では山川の『詳説日本史』が配られると思うので、山川の『新日本史』か実教出版の『日本史B』辺りが無難かと思われます。参考書としては駿台文庫から出ている塚原哲也『読んで深める日本史実力強化書』がオススメです(※)。論述に必要なエッセンスがここに凝縮されていると言っても過言ではありません。

 

※…同書は著者の依頼で田中が校正を担当させていただきました。自信を持っておススメできる一冊です。